ストレスのきっかけとなる出来事が同じでも結果は変わる

※前回の記事(まだ読まれていない場合はお読みください)


心身にとって有益なユーストレスと有害なディストレス。

ストレスを引き起こす原因であるストレッサーに対する捉え方でプラスとマイナスに変化すると言うお話しでした。


今回の項は少々余談となってしまうのですが、実は[tip]「まったく同じ出来事(ストレッサー)」[/tip]


でも、人によってユーストレスかディストレスか、180度違ってきます。

以下例を列挙します。


例)
▼明日からプールの授業が始まりますと告げられた小学生達の反応▼
【生徒Aの反応】 ⇒やった!!待ちにまったプールだ!!今年はクロールでもっと早く泳げるようになりたいな。(ユーストレス)
【生徒Bの反応】 ⇒うわ~、プールだ(涙)まったく泳げないのにほんと嫌だ・・・ 何とか言い訳して見学さしてもらえないかな。 (ディストレス)

▼テレビに今話題の歌手の○○が出てきた。▼
【Aさんの反応】う~ん、やっぱり聞き惚れる歌声だ。秋のコンサート楽しみだからなんとか予定調整つけねば。(ユーストレス)
【Bさんの反応】この歌手嫌い!!耳障りな声だわ。ほんとなんでこんなに人気あるのかわからないね。 (ディストレス)


▼小さい時はお漬物が苦手で苦手で、なんとか食べなくていい方法はないかとあの手この手を使って回避していた。(漬物を食べる行為がディストレス)▼
⇒大人になってからは大好きになり、自分で漬物を漬けるレベルにまでなった。 今では毎日でも漬物を食べないと、夜も眠れないくらい好き。 (漬物を食べれないと言う状況がディストレスになる。 つまり子ども時代とまったく真逆)


▼部活でグランド100周を命じられた。▼
【Aさんの反応】 100周・・・辛すぎる。逃げ出そう。(ディストレス)
【Bさんの反応】大会で全国制覇を目指すにはこれくらいやらないととてもじゃないけど話にならない。 むしろ、120周走ろう!! (ユーストレス)


いかがでしょうか?

同じストレッサーでも人によってかなり様相は変わってきますね。


以上を踏まえ、次回はいよいよ本題、「ストレスと疲労」の話に参りたいと思います。



ちなみに・・・
ストレスによって引き起こる疲労は、実は簡単な運動や呼吸のやり方によって、大幅に軽減する事ができます。
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